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海を渡った日本の花 (28) カエデ Maples

M & KAcer palmatum 
 
米国インディアナ州シーモアの Dan-san のお子さん Katie and Michael と自宅前の Japanese Maple の紅葉 (2002年)

カエデ属の樹木は全世界に129種ありほとんどがアジア産だが,欧州・北アフリカ・北米にも産する.日本には30種程度が分布している.

イロハカエデの園芸種は江戸時代に観葉植物として,秋の鮮やかな紅葉のみならず,新芽の色や,葉の形,斑入りなど世界に類のない発展を遂げ1000を超える園芸種が育種されたという.江戸時代の園芸書伊藤伊兵衛らの『花壇地錦抄』(1695),『増補地錦抄』(1695)『広益地錦抄』(1719)『地錦抄附録』(1733)には115種の「かえで」が記載されている.

欧州にはケンペルが「廻国奇観」で鶏冠木,Kaide, Momidsiと呼ばれ,秋に紅葉すると紹介し,ツンベルクは「Flora Japonica」に,6種の植物をカエデの仲間として記録し学名をつけたが,そのうち2種はハリギリ(この植物の学名の変遷については高橋俊一さんの考察  http://www.geocities.jp/kbg_tree/frame-harigiri.html の「ハリギリの学名について」が興味深い)とカクレミノというウコギ科の樹木であった.現在までツンベルクのつけた学名が残っているカエデはイタヤカエデ,イロハモミジ,ハウチワカエデの3種.またシーボルトは「Flora Japonica」のカエデ属の項にイロハモミジはじめ9種のカエデ類を記載し,ウリカエデ,ウリハダカエデ,コミネカエデ,ヒトツバカエデ,チドリノキの学名に命名者として名をのこした.さらに欧州に移入して販売したらしく添付した図譜にもシーボルトの名前が見えるものがある.
 
A Palm A Palm Or
Lemaaire  Linden1870Acer palmatum crispumKeinen
Linden 1870 Acer Palmatum Reticulatum (von Siebold)
Linden 1870 Acer palmatum ornatum (Siebold)
Lemaire 1854 Acer polymorphum (Siebold & Zuccarini)
Linden 1870 Acer palmatum crispum (Siebold)
今尾景年 1891 『景年花鳥画譜』 カヘデとシジュウカラ
左上から右下へ,学名は図版記載どおり

Westonbirt

現在,海外でも秋の紅葉を中心にその鑑賞性は高く評価されており,英国の 五大W の庭園・樹木園 (Wakehurst Place Garden, Westonbirt Arboretum, Windsor Great Park, Winkworth Arboretum 及びWisley Garden),米国の Arnold 樹木園(ハーバード大),オランダ Boskoop の Esveld Aceretum がカエデのコレクションで知られている.特に Westonbirt の Japanese Maple Cultivar Collection の秋の彩りは美しいらしい.

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