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輸出用百合型録 株式会社横浜植木商会 明治31年 (9)

LILIES OF JAPAN BY THE YOKOHAMA NURSERY Co., Ltd 1899年
寺島良安『和漢三才図会』(1713頃)
百合(ゆり)  
s-連結画像-1st本綱 百合は一茎直ぐに上り、四向して葉を生ず。苗の高さ二三尺、葉は短き竹の葉に似て、五六月に茎の端に木白花を開く。長さ五寸、六出紅き茈四つに垂れ下に向ふ。実を結びて略(ちと)馬兜鈴に似たり。其の肉子も亦た之れに似たり。根は大蒜の如く数十片相累なり四向す。其の味山の藷の如くなる故、蒜脳藷と名づく。或は云ふ、蚯蚓結び纏ひ化して百合と成ると。此れ恐らくは亦た浪伝のみ。百合(ゆり)、巻百合(おにゆり)、山丹(ひめゆり)一類三種なり。
根(甘) 蒸すべし煮るべし。肉に和ぜて更に佳し。乾きたるは粉に作して食ふ。最も人に益あり。又能く傷寒の後の百合病を治す故に百合と名づく。(所謂る百合病は、病後未だ平復ならず、調理を失し変症と成り、或は寒に似、又、寒無く熱に似、又、熱無く口苦く、薬を入れて即ち吐き、乍ち起ち乍ち臥し、鬼の崇の如くなる者是れなり)
古今医統に云ふ、春百合の根の大なる者を取りて壁弁を五寸一科に之れを種う。先づ掘ること深さ五六寸、難糞一層を着し、次に土を加へ然して後弁を以って土の上に安き、之れを葢ひて二三月に之れを鋤き、清糞を灌ぐ。二年に逾ふ。盞の大なる者の如し。熟して之れを食ふ。

塩みたぬ野島か崎のまゆり葉も入ぬる磯は五月雨の比


△按ずるに、百合は北国に最も多く、根を以って調莱必用の物と為す。畿内に只だ花を賞して根を食ふ者多からず、数品有り、今美称する所の者を取りて左に記す。
 袂(たもと)百合 花は正白色、葩(はなびら)の厚く大にして上に向かひ、或は横に垂る。最も愛すべし。本は琉球深山渓谷の間に出づ。之れを得難し。人縄に鎚り下りて纔(わず)かに一株を袂に入れ、復た縋り上る故、袂百合と名づけて之れを珍重すと。
 黒百合 凡そ花に黒色の者絶えて無し。惟だ此れ紺色、愛すべし。本は奥州より出でて畿内に之れを移し種ゑて、花甚だ希なり。土地相応ぜずして然るか。
 透明(すかし)百合 白紅黄の数種有り。上に向かひて開く。花弁鮮明にして美なり。奥州より出づ。佐渡越後にも亦た之れ有り。
 博多百合 花は黄白色、背に赤斑の文理有り。

XIV XXX XXI
XIV. Lilium bateman. スカシユリ
XXX. Lilium elegans semipleno. スカシユリ,半八重種
XXXI. Lilium elegance pleno. スカシユリ,八重種

XXXII XXVII XXVIII
XXXII. Lilium elegans imcomparable. スカシユリ
XXVII. Lilium elegans Alice Wilson. スカシユリ
XXVIII. Lilium elegans atrosanguineum. スカシユリ
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