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「ペリー提督日本遠征記」第二巻 1856 - 1858 (6) タヌキ

“Narrative of the expedition of an American squadron to the China seas and Japan”  vol. 2 (6)

Japanese Fox
『航海記』の第二巻中の生物関係の記録・報告は多項目に渡るが,家畜以外の日本の野生動物の図は,タヌキのみ(二つの図しかなく他の一つはヤク,しかも両方とも木口木版).しかも図譜にはJapanese Fox と記されていて,これに関する記述は全くない.第一巻中には度々 Fox が記されているが,これはキツネに関してであって,しかも民俗的な考察のみである.一方第二巻の JOHN CASSIN の BIRDS. の章では,キツネ (Fox) と区別され,画家の Heine 達が下田に上陸して田園を散策したときの話してとして,
' The Japanese system of agriculture, although very minute and appropriating all available land to some useful purpose, yet affords abundant shelter for the native fauna. Scarcely any land is tilled, except such as can be watered, so that the tops of hills and large portions of mountainous and precipitous places are appropriated to the growth of timber, or left covered with the primitive forest. These wooded districts afford shelter for wild hogs, foxes and raccoons, (the skins of which were seen,) as well as for the pheasants, and they all descend in turn to plunder the crops or steal the chickens in the valleys. (以下略).’
とあり,キツネと区別している. “raccoon”  (直訳はアライグマ,この文中ではタヌキだと思われる.現在の英語での一般名は Raccoon dog) の実体はともかく毛皮を見た事が記されている.  
 
和漢三才図会江戸時代の絵入百科事典,寺島良安著『和漢三才図会』(1713頃) 狸 (獣類 四四五頁) には
  (中略)
人住まで鐘も音せぬ古寺に狸のみこそ鼓打ちけれ          寂蓮

△思うに、狸には数種あって淡黒色である。背の文様が八字のようなのを八文字狸という。いずれも脚が短くて走るのは速くない。樹に登るのは大へん速い。穴は夏は奥がひくく下り、冬は奥が高く上っている。老狸はよく変化して妖恠(ようかい)をなすこと狐と同様である。いつもは土穴にかくれていて、出ては果穀や鶏・鴨を盗み食べる。猫と同属なので、これを野猫という。あるいは腹を鼓にして自ら楽しみ、これを狸の腹鼓という。あるいは山家に入り炉辺に坐って火にあたる。暖かくなってくると、陰嚢を身体よりも大きく延べ広げる。狸皮は鞴(ふいご)につくるとよい。(島田,竹島,樋口 現代語訳 東洋文庫446 平凡社)

「ペリー提督日本遠征記」第二巻 1856 - 1858 (7) 日本の魚類 (4) イトウ はもう一つのブログに記載.
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