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B. モーンド『植物園』(6/6)'SPECIAL CROWN ISSUE'

Maund “Botanic Garden 'SPECIAL CROWN ISSUE'” (1825-)
この図譜を特徴づける花の画像を囲む枠は,貝殻や花綱で構成されているが,目を引くのは上部中央の王冠,左右のバラとアザミ,下段の噴水である.
frame-2 frame-1

王冠はこの本が捧げられた Queen Victoria と,描かれた花々が咲き競った Royal Garden Kew を象徴するのだろう.左のバラはイングランドを,右のアザミはスコットランドを象徴する.英国は,名目上は,イングランド,ウェールズ,北アイルランド,スコットランドの 4カ国の連合王国( United Kingdom )であり,それぞれ独立した議会や紙幣,郵便切手を持っている.伝承や歴史に基づいた国の花もそれぞれの地域が持っていて,イングランドはバラ,ウェールズはラッパズイセン,北アイルランドはシャムロック(クローバー),スコットランドはアザミである.ただ,この図譜の枠の下段には,ウェールズと北アイルランドの国花は描かれていない.

G IV + E II
E II
私が切手収集をしていた時代の英国国王は,映画「英国王のスピーチ」で有名になった KING GEORGE VI で,当時の英国の通常切手には4隅にこれらの花が描かれ,4つの地域を統治する国王として中央にジョージ6世が配置されていた(1937 – 1952,上図左).
娘のエリザベス2世が即位して通常切手の肖像が彼女に代わっても,この4つの花は形を変えながらも存在していた ( Wilding definitive, 1952 – 1967,上図右).
しかし,1967年以降の,Machin definitive と云われる現行の通常切手では,これらの花は姿を消し,女王の大きなレリーフが描かれている.
この図柄の変遷の経緯については,Wikipedia (英語版)の Wilding seriesMachin series  に詳しい.
 
Maund Crown Edition 546Maund Crown Edition 555Maund Crown Edition 694
#546: Sagittaria latifolia, broad-leaved arrowhead (オモダカ科)
#555: Scutellaria lupina var. bicolor ,two-coloured wolf scull-cap (タツナミソウ属)
#694: Aconitum anthora, anthora-like monk's hood キバナトリカブト(トリカブト属)
Maund Crown Edition 718Maund Crown Edition 758Maund Crown Edition 759
#718: Corydalis flavula ,yellowish corydalis (キケマン属)
#758: Lysimachia stricta ,straight-branched loose-strife (オカトラノオ属)
#759: Andromeda hypnoides ,moss-like andromeda (アセビ属)
(この項 終了)
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